賃貸物件を探している方の希望条件に角部屋を上げる方がいます。
中部屋は角部屋より採光や通風の点で劣り、両隣の生活音が気になるのではないかと想像して中部屋より角部屋を希望する方が多いようです。
果たして、中部屋は角部屋と比べてそんなに劣るのでしょうか。
中部屋ならではの魅力をご紹介します。
賃貸物件の中部屋の家賃は角部屋と比べて安い
賃貸物件を探すうえで、家賃は条件のなかでも重要な項目になります。
角部屋は希少性が高いので物件数が少なく人気が高いので、中部屋に比べて家賃が高くなります。
同じ物件でも中部屋のほうが安いとか、同じ家賃なのに角部屋より専有面積が広いことがままあるのです。
また金銭面で比較すると、中部屋は両隣の部屋が断熱してくれるため、角部屋に比べて外気温に左右されません。
そのため角部屋に比べて冷暖房費が安く済むのです。
経済的な面で比較すると角部屋より中部屋のほうがお得と言えるのではないでしょうか。
賃貸物件の中部屋は隣の騒音が気になるって本当?
賃貸物件の中部屋は隣室の騒音が気になるから角部屋が良いという方がいます。
確かに隣室との間には壁が1枚あるだけなので大きな音は聞こえてくるでしょう。
角部屋の片方は室外なので、隣室があるほうに家具を置いて防音対策をすると騒音はさほど気にならないかもしれません。
しかし、騒音は隣室だけから聞こえてくるわけではなく、室外からも聞こえてきます。
環境によっては角部屋より中部屋のほうが静かな場合もあることを覚えておきましょう。
賃貸物件の中部屋の換気はどうすれば良い?
部屋の換気は1日に2回10分くらいおこなうのがよいとされていますが、なぜ換気が必要なのでしょうか。
換気をすることで二酸化炭素や化学物質、においを放出することができ、シックハウス症候群やカビの予防やハウスダストの除去にも効果があります。
中部屋の場合、窓と玄関側を開けて換気をすれば良いのですが、玄関側に窓がない場合は玄関を開けることになり、防犯上不安になります。
換気をするには空気の入り口と出口の2か所あれば良いので、窓の両端を10cmくらいずつ開けることで入り口と出口を作れば換気ができ、これなら防犯上の問題もありません。
室内に換気扇がついている物件は、窓を開けて換気扇を回すと窓が空気の入り口で換気扇が出口となって効率的に換気ができます。
また、窓が小さい物件ではサーキュレーターを窓に向けて使うことで室内の空気を循環させて換気が可能です。